東京のさまざまな顔を知るのに最適な二冊

サイト「ブックバン(BOOK BANG)」は、新聞・出版社の書評まとめ読み!読書家のための本の総合情報サイトと銘打っていて、タイトル通り数か月以内に発行された新刊の紹介サイト。新潮社が運営しているが、同社の出版書籍だけでなくいろんな出版社の本を紹介してある。
結構、楽しめます。ただ、少し残念なのは掲載紙によってはリンクが貼られているだけで、本サイトに移動しなければ読めないことか。尤も評者の著作権を考慮すると、このようなことは避けられないのかもしれない。

東京の異界探訪の形容が面白い

出会い喫茶、キャバクラ、アロマエステなど、大人のディズニーランドで出会う女性たちが著者だけに語る自分史…

(Book Bang 掲載)
まぁ、「大人のディズニーランド」とは上手く形容されたものだなぁ・・・と。東京で暮らし始めたころ上野界隈をぶらついたことがよくあって、他人の視線なんぞまったく気にしない雰囲気を感じた記憶がある。
公園近くにあったストリップ劇場はまだあるのだろうか・・・と、思ってググってみたら「全国のストリップ劇場」の地図がありました。
う~ん・・・ Googleさんもウラ文化の記録に貢献されておられるものだ・・・と妙に関心。

かたやこちらは、戦後の都内の闇市跡を探訪する内容。

著者は、時代の変化を認めつつも、「懐かしい」だけにとどまらずに、ヤミ市のリアルな姿を描こうとする。やくざや愚連(ぐれん)隊が跋扈(ばっこ)し、ショバ代を取り立てる。ボッタクリの店が多く、「地獄の一丁目」と称される通りがある。そういった負の側面も忘れるわけにはいかない。

(サンケイ新聞書評掲載)『東京戦後地図 ヤミ市跡を歩く』藤木TDC著 足と資料で描くリアルな姿

今の東京は、4年後のオリンピックを控え、再開発の機運が強くスクラップ&ビルトはいっそう加速されていくに違いない。そんな中、上記の二点は今の東京の姿を感じ取るうえで興味深い。

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